今回の業績回復を力強く牽引したのは、間違いなく半導体レーザ事業だ。AIデータセンターの急増に伴い、従来の電気配線によるデータ伝送が消費電力と発熱の限界を迎える中、業界全体が「光電融合(オプティカル・インターコネクト)」技術へとシフトしている。
QDレーザが長年培ってきた量子ドットレーザは、高温環境下でも出力が極めて安定しているという唯一無二の強みを持つ。これまで試作段階にとどまっていた大手半導体メーカー向けの大量出荷が本格化したことで、事業部の粗利率は跳ね上がった。まさにAIブームの影の立役者として、実質的なインフラ需要を総取りしつつある構図だ。