集英社による長年の出版事業と、東映アニメーションが手掛ける緻密な映像制作のタッグは、「仲間の印」をはじめとする名シーンを世界の隅々まで届ける原動力となってきた。アニメ放送当時、エピソードの感情的なピークに合わせて差し込まれた演出やBGMは、視聴者の記憶に鮮烈に焼き付いている。
日本の漫画・アニメ産業がグローバル市場で爆発的な成長を遂げる中で、感情のシンボル化という手法は多くの後発作品にも影響を与えた。SNS時代となった現代においても、コスプレやイベント、さらにはスポーツ選手のアシストパフォーマンスに至るまで、「左腕を挙げるポーズ」は世界共通の仲間意識のシグナルとして機能し続けている。メディアミックスの戦略的展開と作品自体の持つ普遍性が結びついた最高例と言えよう。