1977年のデビュー曲『旅立ち』で鮮烈な印象を与えた後、彼の代表曲となった『大空と大地の中で』は、今や北海道を象徴するアンセムとして世代を超えて歌い継がれている。果てしない地平線と生きる痛みを包み込むようなスケール感は、彼自身の原風景そのものだ。
さらに1978年、CMソングとしても爆発的なヒットを記録した『季節の中で』によって、彼はフォークソングの枠組みを飛び越え、ニューミュージックの旗手として全国区のスターダムへと駆け上がった。テレビ出演を頑なに拒み、ライブとラジオだけでミリオンセラーを生み出していく姿勢は、当時の芸能界の常識を覆す痛快な事件だった。