政局の緊迫感をいやが応でも高めているのが、解散総選挙を巡る駆け引きだ。現在の衆議院における与野党の数字は拮抗しており、わずかな政策のズレや党内分裂が命取りになりかねない。内閣官房の幹部すら「解散の時期を一歩間違えれば、政権そのものが崩壊する」と漏らすほど、綱渡りの政権運営が強いられている。
野党側も一枚岩ではないものの、与党の揺らぎに乗じた攻勢を強めており、予算案や重要法案の審議は一触即発の様相を呈する。与党幹部にとっては、自らの選挙区を守りつつ、自民党全体の支持率を回復させられる次期リーダーが誰なのかという切実な問題だ。勢力図の激変はもはや避けられず、次の選挙結果次第では、連立政権の組み替えすら現実味を帯びてくる。