幼少期から圧倒的な演技力で脚光を浴びた芦田愛菜は、学業においても妥協なき姿勢を貫き、慶應義塾大学へと進学。膨大な読書量に裏打ちされた知性と豊かな言語感覚は、語り手やナレーターとしての評価も決定的なものにした。スクリーンの前で見せる繊細な表情の変化には、学問を通じて深めた人間観察の眼差しが確かに息づいている。
一方の鈴木福もまた、大学生活と芸能活動を見事に両立させながら、コメンテーターや情報番組のパーソナリティ、舞台俳優として急速に守備範囲を広げてきた。飾らない親しみやすさと、共演者を惹きつける柔軟な発信力は、彼の大きな武器だ。かつての「愛くるしい少年」は、気づけば多様な現場を包み込む包容力を備えた若手実力派へと脱皮していた。