ジェリー・イェンのキャリアを語る上で欠かせないのが、彼を一躍時の人にした『流星花園〜花より男子〜』の存在だ。あの俺様キャラで世界中の女子を虜にした男が、近年の話題作『夏花』などを経て、劇的な演技の進化を遂げている。甘く切ない恋愛ラブロマンスにおいて、彼が醸し出す大人の色香と繊細な表情変化は、以前にも増して艶やかさを増した。
若い世代のヒロインと魅せる静かで熱い化学反応は、かつての青春甘快なラブコメディとは一線を画す。人生の酸いも甘いも噛み分けた大人の男だからこそ表現できる切なさが、観る者の胸を強く締め付ける。過去の成功体験に甘んじることなく、常に新しいラブストーリーの可能性を提示し続ける姿勢が、世界中のファンの心を掴んで離さない。