今注目を集めている 専修大サッカー部員ひったくり逮捕、動機の闇と出場停止の真相について、多角的な視点をご紹介しています。

近年、大学スポーツの現場では薬物汚染や違法賭博、部内暴力など、社会通念を逸脱したスポーツ不祥事が後を絶たない。勝利至上主義の陰で人間教育や法令遵守の意識が置き去りにされてきた構造的欠陥が、今回の事件でも露呈したといえる。

刑事司法の観点からも、路上ひったくりは重大な実害と恐怖を市民に与える悪質な犯罪として位置づけられている。初犯であっても被害弁償や示談の成否、犯行の計画性によっては正式起訴され、法廷で厳しい実刑判決や重い前科を背負う可能性は極めて高い。スポーツエリートという肩書は、法の裁きの前にはいかなる免罪符にもならない。