『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』における玉壺の戦いと決着は、視聴者に強いトラウマと強烈な快感の両方を与えた。無一郎との激闘の中で、玉壺は脱皮を経て「真の姿」である半人半魚の肉体を露わにする。硬度と柔軟性を兼ね備えた自慢の肉体と、触れたものを魚に変える神ノ手で追い詰めようとしたが、痣を発現させ覚醒した無一郎の圧倒的な速さと技の前には手も足も出なかった。
無一郎の「漆ノ型 朧(おぼろ)」によって首を刎ねられた後も、己の芸術性を誇示し、人間を見下す暴言を吐き続けた玉壺。しかし、無一郎の冷徹な一言とともに顔面を縦真っ二つに切り刻まれ、一切の救いも改心もなく消滅した。他の主要な鬼たちが消滅間際に見せる哀愁や人間性の欠片すら残さず、最後まで醜悪な狂気を撒き散らし散っていく様は、上弦の鬼の中でも異彩を放っていた。