昭和50年代、モデルから俳優へと華麗な転身を遂げ、トップスターの座を揺るぎないものにしたのが草刈正雄である。端正な顔立ちと185センチを超える長身は、当時の若い世代にとって憧れの象徴そのものだった。
とりわけ、1980年に公開された超大作映画『復活の日』での主演作は、彼のキャリアにおける金字塔となった。世界規模の災厄を描いたハリウッド級の超大作において、国際的なキャスト陣と堂々と渡り合う姿は、日本映画の可能性を大きく広げた。彼が見せた存在感は、単なるビジュアルの美しさを超え、実力派俳優としての重厚なインパクトをスクリーンに刻みつけたのである。