ユニバーサルミュージック合同会社からリリースされた大型コンセプトアルバム『ネビュラロマンス 前篇』の世界観においても、彼女のビジュアルは圧倒的な求心力を放っていた。SF的な壮大な叙事詩を紡ぐビジュアルワークの中で、どこか浮世離れした美しさを醸し出すストレートヘアは、架空の物語に圧倒的なリアリティを吹き込んでいる。
年齢やキャリアを重ねるにつれ、髪のエイジングやダメージへの対応はよりシビアになるのが常だ。しかし、近年の彼女が見せる質感はむしろ透明感を増している。デジタル空間のグラフィックと生身の身体がシームレスに融合する最新ツアーの現場でも、ハイビジョンカメラのクローズアップに耐えうる極上の艶を維持し続けている事実は驚嘆に値する。