19の名曲「あの紙ヒコーキ」歌詞全文と326の隠された意味の総合ガイドをお届けします。専門的な知識がチェックできます。

1990年代末、日本の音楽シーンは小室哲哉プロデュースに代表されるダンスミュージックや、ハイテンポなロックバンド全盛の時代を迎えていた。その煌びやかなメジャーシーンのど真ん中に、アコースティックギター2本と飾らない言葉を引っ提げて突如現れたのが19だった。

広島の路上ライブからスタートした彼らの足跡は、泥臭くも圧倒的にリアルだった。洗練された都会的なポップスとは一線を画す、等身大の若者の叫び。歪んだエレキギターの重低音ではなく、生ギターのストロークに乗せて放たれる乾いたメロディは、当時の若者たちが胸の奥底に抱えていた言語化できない焦燥感に見事にはまり込んだのだ。