「後ろからいきなり煽られ、停車した瞬間にヘルメットを奪われた」——都内に住む10代のバイク少年は、警察署の取調室で声を震わせた。かつて平成初期の若者文化を震撼させた「コルク半狩り」という言葉が、2026年の今、再び警察関係者の間で警戒ワードとして浮上している。
昔と異なるのは、SNSの存在だ。自分でカスタムした自慢のヘルメットをTikTokやInstagramに投稿した直後、位置情報や特徴的な走行スタイルから特定され、夜間の道端で待ち伏せされるケースが相次いでいる。奪われたヘルメットは、そのまま即座に転売アカウントへ流れて現金化される。手軽な小遣い稼ぎを狙う悪質な若者グループの標的となり、少年犯罪の温床と化している実態が浮き彫りになっている。