近年、文部科学省が進める英語教育改革により、学校教育でも「発信力」や「思考力」を重視する方向へと舵が切られている。しかし、今回の合格者が実践したのは、学校の授業を遥かに超えた自律的なデジタルツールの活用だった。
リスニング力の向上に決定的な役割を果たしたのが、YouTubeやポッドキャストを活用した日常的な英語耳づくりだ。科学系YouTubeチャンネルや歴史ドキュメンタリーを日常的に聞き流す習慣をつけることで、ネイティブの自然なスピードと複雑な表現に対する耐性を自然と身につけていった。「勉強している感覚はなく、好きな動画を楽しんでいただけ」と本人は無邪気に笑う。