この施設が世界中の都市計画家から注目される最大の理由は、建物「TOYAMAキラリ」内に富山市立図書館本館が同居している点にある。開放的なアトリウムを挟み、書架とアートギャラリーが境界線なく溶け合っているのだ。
勉強に励む学生の横を、現代アートを鑑賞する海外ツアー客が通り抜ける。カフェでエスプレッソを味わいながら本をめくる市民の視線の先には、最先端のガラス彫刻が飾られている。カルチャーの壁を破壊し、市民の日常に芸術を溶け込ませたこの仕掛けは、都市型ミュージアムの成功モデルとして高く評価されている。