「プロの管理が必要では」と身構える必要は全くない。地元の生産者やベテラン生花店主が揃って口にするのは、「胡蝶蘭は水やりの頻度さえ守れば、最も育てるのが簡単な植物の一つ」という言葉だ。
水やりの基本は「完全に乾いてからたっぷり与える」こと。1週間から10日に一度、鉢底から水が染み出る程度に与え、受け皿に溜まった水はすぐに捨てる。根腐れを防ぐこのひと手間こそが命だ。直射日光を避けたカーテン越しの柔らかな光が当たる場所に置き、15度から25度前後の室温を保てば、翌年以降も再び美しい花芽を覗かせる感動を味わうことができる。