そもそも本家の体操は、1928年に旧郵政省の簡易保険局(現在のかんぽ生命保険)やNHK(日本放送協会)の前身組織によって、国民の健康増進を目的に制定された歴史を持つ。昭和、平成、令和と時代が移り変わっても、朝のラジオ放送に合わせて体を動かす習慣は日本文化に深く根付いてきた。
ラジオ体操が持つこの圧倒的な知名度と「真面目で健康的なパブリックイメージ」があったからこそ、それを覆すパロディとしての「第四」が強烈なギャップを生み出した。歴史的文脈へのリスペクトと、それをあえて崩す遊び心のバランスが絶妙だったと言えるだろう。