平日の午前中であっても、食料品フロアには熱心に品定めをする主婦や高齢者の姿が絶えない。一見するとこれまでと変わらない風景だ。だが、上層階へ足を伸ばすと雰囲気が一変する。一部区画でのテナント撤退と、それに伴うスペースの再配置。看板の掛け替えやコーナーの移設が静かに進行していた。
「長年親しんだアパレルショップが消えてショックだった」「売り場が新しくなるらしいが、どう変わるのか不安」――売り場で買い物をしていた地元の70代女性は困惑を隠さない。店舗側は一部フロアのリニューアルや売り場再構築を順次進めており、特定カテゴリーからの撤退と食品・日用品への集約を図っている。お買得セールや売り尽くしイベントが開催される陰で、店舗の姿は確実に塗り替えられつつある。