話題沸騰中の 【2026年最新ルポ】消えゆく昭和の徒花か、世界が熱狂する「動く芸術」か――「族車」文化をめぐる狂騒と変容の最前線について、多角的な視点をご紹介しています。

アメリカの「25年ルール(右ハンドル輸入解禁規制)」適用時期が2000年代初頭の車両にまで広がったことで、海外市場における旧車・カスタム車の相場は高騰の一途を辿っている。なかでも、80年代のグラチャン仕様や街道レーサースタイルを踏襲した個体は、海外のオークションで信じがたい高値で取引されるケースが増えた。

北米や中東の富裕層コレクターにとって、過剰なまでに延長されたフロントスポイラー(デッパ)や巨大なウィングは、単なる改造車ではなく「日本のポップアート」として映る。ロサンゼルスのガレージに保管されたGX71マークIIやソアラが、現地のハイエンドなカスタムカーイベントで最優秀賞を獲得する光景も、2026年においては珍しいものではなくなった。