この楽曲を唯一無二のモンスターチューンたらしめている最大の要因は、フロントマンふたりが織り成す神業的なボーカルパフォーマンスにある。
メインMCを務めるDiggy-MO'の変幻自在な三連符フロウと、爆発的なスタッカート。母音と子音をミリ単位でコントロールしながら、英語と日本語の境界線を無効化していく高速ラップは、もはや人体の限界に挑む楽器の領域だ。彼独特のオノマトペやリズミカルなシャウトは、言葉の意味を超えてダイレクトに脳の快楽中枢を刺激する。
そこに絡み合うBro.Hiの存在が、楽曲のダイナミズムを決定づける。驚異的な肺活量とスピードを誇るヒューマンビートボックス、そして硬質でエッジの効いた高速ラップ(Digirap)。ふたつの声がぶつかり合い、共鳴することで、生身の人間が放つとは思えない高密度の音圧が生み出されている。