平日・休日を問わず、浅草の街を歩けば異彩を放つ一角に行き着く。浅草寺へと向かう観光客の波をぬって伸びる列の先にあるのが、まさにこの牛かつ専門店だ。2026年に入り、都内のインバウンド需要は過去最高を更新中だが、ここでの熱狂は異次元と言っていい。
午前10時の開店前にはすでに30人以上が並び、ピーク時には90分から2時間待ちも珍しくない。驚くべきは、並んでいる人々の多様さだ。欧米からのバックパッカー、アジア圏からのファミリー、そして話題を聞きつけてやってきた日本の若者たちが、整然と順番を待っている。