なぜ今、アジア由来の製菓コンセプトがこれほど受けているのか。その理由は、視覚的なインパクトと緻密な職人技の融合にある。中国や台湾、韓国などのトップパティシエたちが培った独自のデザイン感覚は、日本の洗練された製菓技術と絶妙な化学反応を起こした。
例えば、フワフワとしたシフォン生地に特製のアジアンハーブや芋泥(ユーニー)、タピオカクリームを組み合わせる手法だ。一見意外な組み合わせでありながら、口に含んだ瞬間に計算し尽くされた調和が広がる。異文化のアイデアが、既存の洋菓子文化に新たな息吹を吹き込んでいる。