二人の間には一男一女の子供がいる。子育てに追われる日々のドタバタや、子供たちが成長するなかで見せる不意の言動。本上まなみはそれらを卓越した描写力でエッセイストとして文章にのぞかせてきた。
夫である沢田氏が子供たちと興じる無邪気な遊びや、週末に家族全員で囲む食卓の風景。そこにあるのは、飾らないありのままの家族の日常だ。有名女優と有名編集者という肩書を玄関で脱ぎ捨て、ただの父と母として子供に向き合う姿。そうした温かなストーリーは、著書や連載を通じて多くの読者の心に優しく染み渡り、共感の輪を広げている。