古代ギリシャの哲学者ピタゴラスや、幾何学の父と呼ばれるユークリッドの時代から、円と角度の関係性は学問の中心に君臨してきた。彼らが追及した図形の美しさと規則性は、現代の日本の教育現場にもそのまま受け継がれている。
文部科学省が定める現行の学習指導要領では、単に答えを導き出す計算力だけでなく、図形の性質を論理的に説明する思考力が重視されている。なぜその公式が成り立つのか。ユークリッド原論に代表される論理的思考のプロセスを中学生の段階で身につけることこそが、将来の応用力を伸ばす最大の鍵とされているのだ。