学びの場は、もはや校舎の中だけに留まらない。八王子市内の商店街、地元企業、さらには行政とタッグを組んだ地域課題解決型(PBL)の授業が活発に行われている。
高尾山の観光資源保全と混雑緩和のアルゴリズム考案、地元農家と連携したフードロス削減商品の開発、高齢化が進む団地エリアでの移動支援アイデアの提案など、生徒たちの取り組みは極めて実践的だ。教室で学んだ理論を即座に街へと持ち出し、失敗を恐れずプロトタイプを作成する。地域住民からの生々しいフィードバックを受けて改善を重ねるこのサイクルが、教科書だけでは決して身につかない本物の問題解決能力を鍛え上げている。