今注目を集めている 水深60Mの豪雨対策!東京湾アクアライン海底排水システムの全貌について、多角的な視点を整理して公開しています。

一般のドライバーが何気なく走り抜ける海底トンネルの真下には、巨大な集水井(サンプ)と呼ばれる地下貯水スペースが密かに設置されている。坑口付近から侵入する大量の雨水や、トンネル壁面の微細な隙間から滲み出る海水は、傾斜を利用して自然降下し、すべてこの地下最深部の集水井へと誘導される仕組みだ。

今回、本紙が独占取材を許された心臓部には、特注設計された高出力の排水ポンプ設備が幾重にも並んでいた。その能力は凄まじい。豪雨時に一気に流れ込む大量の水を、水圧差に抗いながら海面へ向けて力強く押し上げる。万が一の停電に備えて二重化された自家発電システムと連動しており、外界からの電力供給が途絶えた極限状態であっても、自動的にバックアップ電源が立ち上がり排水を継続するタフネスさを備えている。