ゼファー400の走りが激変!プロが明かす最適タイヤと寿命延長術にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

ゼファーオーナーの間で常に激論が交わされるのが、株式会社ブリヂストンと住友ゴム工業株式会社(ダンロップ)が誇る2大銘柄の選択だ。二輪ジャーナリストの浮谷啓介氏をはじめとする熟練のテスター陣も高く評価するこの2銘柄は、目指す方向性が鮮やかに分かれている。

株式会社ブリヂストンが誇る「BRIDGESTONE BATTLAX BT46」は、名作BT-45の基本設計を踏襲しつつ、最新のシリカ配合コンパウンドをリアタイヤに投入した現代ツーリングバイアスの決定版だ。雨天時のウェットグリップが飛躍的に向上しており、路面温度が低い冬場や突然のゲリラ豪雨でも接地感が途切れない。偏摩耗を抑制するトレッドパターンの採用により、ツーリングからデイリーユースまで圧倒的なロングライフと直進安定性を約束してくれる。

対する住友ゴム工業株式会社の「DUNLOP TT100GP」は、伝統的なマン島TTレース直系のパターンを宿すハイグリップ・バイアスタイヤの至宝だ。クラシカルなトレッドデザインはゼファーの優美なフォルムと完璧に調和する。特筆すべきは、低温時からしっかりと熱が入り、路面を力強く掴み取る粘り強いドライグリップ性能だ。コーナーへ倒し込んだ瞬間にフロントが素直に切れ込む回頭性の鋭さは、ワインディングを積極的に攻めたいスポーツ派ライダーを今なお魅了してやまない。