模試データを分析する大手予備校の視点も、変化の波をとらえている。河合塾や駿台予備学校の最新分析によれば、受験生の安全志向と実利志向の双方が強まっているという。
特に大学入学共通テストの難易度変動や出題傾向の変化に伴い、安全確実な出願を目指す層が増加する一方で、将来の就職や専門資格取得に直結する学部への集中が顕著だ。大手予備校が作成する偏差値ランキングにおいても、従来の学部序列に囚われず、実質的な教育成果やデータサイエンス・情報系などの新設・改組学部が急上昇を見せている。もはや従来の「文高理低」や旧帝大絶対主義といった古くからの大学受験の常識は、刻一刻と変化している。