二人のコントが放つ中毒性は、精密な構造と予測不能な人間味の奇跡的な融合から生まれている。ネタの原案や全体構成を手掛ける堂前の頭の中には、数学的なアプローチとも言える精密なロジックが存在する。一方で、そこに命を吹き込む兎の圧倒的なキャラクター性と間(ま)の妙が、計算を超えた爆笑を引き起こす。
日常のふとした違和感を極上のエンターテインメントへと昇華させる技術。セリフ一つひとつのチョイス、間合いの取り方、体の動き。それらすべてが緻密に組み立てられていながら、観客にはまるでその場で思いついた会話のように見せる。これこそが、彼らの誇る爆笑コントの真実だ。