こうした手作りブームは、玩具・クラフト産業にも大きな影響を及ぼしている。完成品の玩具を買い与える消費行動から、素材と設計図を組み合わせて「体験を自作する」消費スタイルへのシフトが進む。ホームセンターのDIY・日曜大工コーナーでも、子供向けの工作用木材や工作キットの特設スペースが拡充されている。
デジタル画面に偏りがちな現代の生活において、空間認識能力や力学の直感を養う手作業の価値が見直されているのだ。「なぜ倒れないのか」「どうすれば狙い通り飛ぶのか」を試行錯誤するプロセスそのものが、上質な学びの場として親世代からも支持を集めている。