店頭のパッケージに記載されている「UV400」「紫外線カット率99%」「紫外線透過率1.0%以下」という表記。結論から述べると、公的検査機関や分光光度計を用いた実測データにおいて、100均サングラスのUV遮断性能はほぼ表示通りの数値を叩き出しています。
なぜわずか100円で紫外線防御が可能なのか、その背景にはレンズの原材料と製造技術の進化があります。現在流通しているダイソーやセリアの製品は、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂で作られています。これらの高分子プラスチックは、素材の重合段階で紫外線吸収剤を均一に練り込むことが容易です。高価な多層コーティングを施さずとも、「原料そのものが紫外線を吸収する設計」を採用することで、圧倒的な低コストとJIS規格(JIS T 8141)水準の遮断率を両立させているのが実態です。
したがって、「100円だから紫外線が素通りしている」というネット上の俗説は、現代の製造流通においては明らかな誤解といえます。2026年現在、各100円ショップで販売されている伊達メガネやクリアレンズタイプのアイウェアであっても、UV400表記がある製品は波長400nmまでの紫外線を確実にブロックします。