「難しそうに見えて自分には作れないのではないか」と不安を抱く初心者でも、プロのコツさえ押さえれば完成度は劇的に跳ね上がる。第一のポイントは「用紙の選定」である。一般的な15cm角の折り紙でも制作可能だが、立体の剣を折る場合は24cm〜30cm角のやや大きめでハリのあるホイル紙やクラフト紙を推奨したい。折った形状が崩れにくく、光を反射する光沢が生まれるため、一気に本物の武具のような質感が備わる。
第二のコツは、「正確な折り線の押し付け」と「補強の工夫」だ。最初の折り目を付ける段階で爪の背を使ってカチッと硬い筋を立てておくことが、最後の立体化で角を鋭利に見せる秘訣となる。また、完成した剣の背の部分に薄く糊(のり)を塗ったり、中空の柄の内部に小さな紙くずを詰めて補強を施したりすることで、子どもが振り回して遊んでも折れ曲がらない堅牢な作品に仕上がる。この細やかな心配りこそが、工作を単なる紙細工から至高の作品へと高めるプロの技だ。