今年開催されているツアー会場に足を運ぶと、驚くべき光景に遭遇する。親子2世代でTシャツを着込み、開演を待ち望む姿が一切の違和感なく溶け込んでいるのだ。YouTubeやSpotifyを通じて彼らの音楽に触れ、後追いファンとなったZ世代やα世代にとって、エルレガーデンは「過去の伝説」ではなく「今もっともリアルでかっこいいロックバンド」として映っている。
時代が変わろうと、音楽の聴かれ方がプレイリスト中心になろうと、ライブハウスやフェスの現場で体感する爆音の体験は代替不可能だ。泥臭く、不器用なまでにストレートな歌詞とメロディが、デジタルネイティブの若者たちの孤独や生きづらさにも深く突き刺さっている。