家庭菜園で最も広く採用されている「主枝一本仕立て(節成り〜中間型)」をベースに、収穫激減を防ぎ鈴なりに実らせる具体的なカッティングルールを解説します。
① 株元〜5節までの処理(最重要関門):
地面から数えて本葉1〜5節(地上約30〜40cm)までに出てくる脇芽、花、小さな実は、すべて小さいうちにかき取ります。初期に実をつけると株全体の体力が消耗し、その後の生育が完全にストップしてしまうためです。まずは根と主茎を太く育てることに専念させます。
② 子づる(側枝)の摘芯位置:
6節以上から勢いよく伸びてくる子づるには、次々と雌花がつきます。ここでの鉄則は、「果実を1つ確認し、その先の葉を1〜2枚残して先端を摘芯する」ことです。果実のすぐ先にある葉は、その実に光合成産物を送る専用の「給水塔」の役割を果たします。葉を残さずに切ってしまうと実が肥大せず、逆に伸ばしすぎると養分が分散するため、1〜2葉残しが黄金比率です。
③ 親づるの摘芯タイミング:
親づるが支柱の最上部(地上1.8〜2.0m、本葉20〜25節前後)に到達したら、成長点の先端を指やハサミでカットします。親づるの生長を止めることで、株の中段から下段の子づる・孫づるへと強力に養分が回り始め、怒涛の収穫ラッシュがスタートします。
④ 孫づるの処理:
子づるからさらに伸びてくる孫づるも同様に、葉を1枚残して先端を摘芯するか、株が混み合っている場合は基部から間引いて風通しをキープします。