唐揚げ専門店の店頭で誰もが目にするのが、「金賞受賞」をアピールする巨大なタペストリーやのぼり旗です。これらは主に一般社団法人日本唐揚協会が主催する「からあげグランプリ」の実績を掲げたものですが、消費者の間ではその受け止め方に変化が生じています。
ネット上の唐揚げ人生に対する評判や口コミを分析すると、当初は「金賞なら間違いないだろう」と強い集客フックになっていたものの、次第に「どの店に行っても金賞と書いてある」「部門が多すぎて違いがわからない」といった冷ややかな声が目立つようになりました。いわゆる唐揚げ専門店にまつわる噂の真相として、賞自体の権威性よりも、マーケティングツールとしての乱用に消費者が気づき始めたことが挙げられます。
消費者の舌は想像以上に肥えています。「揚げたては美味しいが、冷めると油が重い」「タレの味ばかりで肉の旨味が感じられない」といったシビアな評価がグルメサイトやSNSに蓄積され、看板のインパクトだけでリピーターを獲得し続けることは不可能な時代となりました。