現在、日本の若者たちの間では空前の昭和レトロブームが続いている。カセットテープやシティポップの人気と並び、アグネス・ラムのビジュアルもまた、Y2Kや90年代を通り越して70年代の「究極のナチュラル美」として再発見された。加工アプリで修正された現代の美基準に疲れた若者にとって、彼女の健康的な肉体と飾らない笑顔は、新鮮で圧倒的にリアルに映るのだ。
都内のヴィンテージショップでは、当時のポスターや写真集が高値で取引されている。デジタルネイティブ世代が彼女の「現在」を検索するのも、単なる懐古趣味ではなく、本物のアイコンに対する純粋な憧れからだと言える。