「右手の薬指=恋人がいる」という固定観念は、もはや過去の遺物かもしれない。渋谷のストリートで話を聞くと、驚くほど多くの単身者が右手の薬指にゴールドやシルバーのリングを光らせていた。「誰かのためじゃない。自分のテンションを上げるため」。都内のIT企業に勤める女性(26)は、きっぱりと言い切る。
かつては恋人からのプレゼントやペアリングの定番位置とされていた。しかし現在、その境界線は極めて曖昧だ。むしろ、他者からの視線を気にせず、自立した個人としてのステータスを示すためにこの場所を選ぶ人が増えている。