二人の関係性を語る上で外せない名シーンが、物語の随所に散りばめられている。特に印象的なのは、奥田が殺せんせーに自作の毒薬を直接渡してしまうエピソードだ。正直すぎる奥田の行動にクラス中が呆れる中、カルマだけはその面白さと可能性を即座に理解し、彼女の背中を押すような仕草を見せた。
また、修学旅行でのエピソードや、学園祭、さらにはバレンタインデーを巡るやり取りに至るまで、二人の会話には常に独特の距離感が漂っていた。カルマが奥田に向ける笑みは、他の生徒に向けられる挑発的なものとは異なり、どこか柔らかく悪友に対するような安心感に満ちている。Lercheが制作したアニメ版でも、声優陣の絶妙な演技によってこのニュアンスが完璧に表現され、視聴者の心をつかんで離さなかった。