日本のスーパーで鶏もも肉を買おうとすると、国産の半額近い価格で並ぶブラジル産に目が留まる。この価格差はどこから生まれるのか。理由は極めてシンプルだ。ブラジルは広大な国土を持ち、鶏の飼料となるトウモロコシや大豆の世界的生産国である。つまり、餌代が極端に安い。それだけではない。大規模なオートメーション化が進んだ巨大養鶏場が各地に存在し、日本とは比較にならない規模の経済が働いている。人件費の差だけではない。生産から加工、輸出までを一貫して行う効率的なサプライチェーンが、この驚異的な低価格を支えているのだ。
安さの裏に潜む真実:2026年最新データで迫るブラジル産鶏肉の「安全神話」と消費者の選択