一世を風靡したトップ芸人が、なぜ介護アシスタントとしての道を選択したのか。転機となったのは、営業活動の一環で訪れた高齢者施設での出会いだった。
認知症を患うお年寄りが、自分たちの言葉と動きに反応して声を上げて笑い、手拍子を合わせてくれた。その光景を目にしたとき、二人の中に強い衝動が走ったという。「笑いは単なる娯楽ではなく、人の心と身体を動かす力がある」。そう確信した二人は、多忙なタレント業の合間を縫って介護の専門知識を猛勉強。芸能界の第一線で磨き上げた圧倒的なコミュニケーション能力を介護現場へと還元する、前例のない挑戦をスタートさせた。