事件発生直後からネット掲示板やSNS上で最も熱狂的に特定作業が進められたのが、八木原亜麻被告の進学先大学でした。週刊誌の潜入取材や地元テレビ局の社会部報道によって判明している通り、在籍していたのは北海道江別市に文京台キャンパスを構える札幌学院大学です。学部学科は人文学部こども発達学科であり、将来的に保育士や幼稚園教諭、児童指導員などを目指す学生が多く集まる環境でした。
大学関係者や同級生の証言によると、キャンパス内での様子は極めて目立たない、ごく普通の女子大生という印象が強かったとされています。講義の出欠状況や普段の立ち振る舞いにおいて、暴力や犯罪を連想させるような振る舞いは見られず、周囲からは「おとなしい性格」「友人グループの後ろをついていくタイプ」と評されていました。しかしその裏側では、私生活における交友関係の急激な変容と、歯止めの利かない依存関係が急速に進行していました。
教育系の学科に在籍していた学生がなぜ、凄惨な集団暴行事件へと加担していったのか。この強烈な落差が、社会に走った動揺の大きさを物語っています。