長時間のPC作業やスマートフォンの凝視による弊害に対し、公益社団法人日本整形外科学会をはじめとする専門家組織は強い危機感を示している。頭部が前方へ突き出る「ストレートネック」や、骨盤の後傾は、頸椎や腰椎に体重の数倍に相当する破壊的な負荷をかけ続ける。
多くの人が陥りがちなのが、猫背を嫌うあまり骨盤を過剰に前傾させる「反り腰」の罠だ。これでは腰背部の緊張が抜けず、腰痛が悪化してしまう。必要なのは、座骨の2点で座面を捉え、骨盤を垂直に立てる感覚である。土台さえ整えば、背骨は本来のS字カーブを描き、上半身の重みは自然に骨盤へと逃げていく。