製粉メーカーや食品大手の見解も非常に興味深い。日本の家庭用ミックス市場を牽引してきた大手の解説によれば、法律上の厳格な定義差は存在しないものの、商品特性によって明確な意図的な使い分けが行われている。ホットケーキミックスとして販売される商品は、ふっくらと厚みが出やすく、甘い香りが立つよう香料や砂糖の配合が工夫されている。
これに対し、オーガニック志向の高まりとともに増えたパンケーキミックスは、甘さを抑え、小麦本来の風味や全粒粉の香ばしさを前面に出したものが目立つ。パッケージに躍る文字一つにも、メーカーがターゲットとする食のシーンが色濃く反映されているのだ。