ボタンホールの手縫い完全攻略!初心者でもプロ級に仕上がる極意に関する注目トピックをまとめてご紹介します。関心のある方は必見です。

ボタンホールの形状には、シャツや小物に多用される直線状の「眠り目(平穴)」と、ジャケットやコートに使われる先端が丸く開いた「鳩目(ハトメ)」の2種類が存在します。

本格的なスーツボタンホール手縫い仕立てを目指すなら、鳩目ボタンホール手縫いの攻略が欠かせません。ボタンの足(シャンク)がすっぽり収まる丸い穴をポンチであらかじめ打ち抜き、そこから直線へ切り込みを入れます。

さらにプロの仕立てにおいて決定的な差を生むのが「芯糸(しんいと・ガンプ)」の存在です。縫い進める縁に沿って、共糸を2〜3本束ねた太い糸や専用のコードを這わせ、その芯糸ごとボタンホールステッチで包み込んでいきます。芯糸を包みながら縫い上げることで、ステッチの畝がピンと立ち上がり、何十年着込んでも型崩れしない極上の立体感と耐久性が宿ります。

イタリア・ナポリや英国サヴィル・ロウの仕立て服に見られる「ミラネーゼボタンホール」なども、この芯糸技術と極限まで密に引かれた手縫いステッチの結晶です。一針ごとに均等なテンション(糸調子)を保ち、結び目を正確にエッジの上へ整列させる職人技は、まさに洋裁の醍醐味といえます。