ピンが頭皮に刺さる不快感や、夕方に髪が崩れてだらしなくなるストレス。これらを一挙に解消するのが、シリコンゴム1本で構築する「ノット(結び目)アンカー構造」だ。作り方は驚くほどシンプルである。
まず髪全体を手ぐしでまとめ、後頭部のやや低めの位置でひとつ結びを作る。このとき、毛束を完全に引き抜かず、輪っか状のループを残す。残った毛先を結び目のゴムに巻き付け、最後にもう一度同じゴムの端を少し引っ張り出して毛先を挟み込むだけだ。ピンを1本も使わないため、頭皮への負担はゼロ。激しく動いても土台が緩まない強靭なホールド力が生まれる。
「崩れる原因の9割は、結び目の緩みと髪表面の摩擦不足にあります」と都内人気サロンのディレクターは解説する。ゴムの伸縮性を利用して毛先をロックするこの技法なら、不器用な初心者でも所要時間は3分足らず。忙しい朝のタイムパフォーマンスを極限まで高めながら、プロの手によるような立体感を手に入れられる。