乳幼児の呼吸障害を引き起こす代表的な病原体として、RSウイルス感染症が挙げられる。かつては秋から冬にかけての流行が主流だったが、近年の気候変動や社会構造の変化に伴い、年間を通じて感染が報告されるようになった。最新の医療ニュースでも、細気管支炎を発症して入院を余儀なくされる乳幼児の事例が絶えず報じられている。
特に生後数ヶ月未満の新生児・乳幼児が感染した場合、急速に重症化して無呼吸発作を引き起こす危険性がある。単なる風邪のひき始めだと思い込んでいると、あっという間に呼吸不全へと進行する恐れがあるため、初期症状の段階からの慎重な経過観察が欠かせない。