結論から言えば、チキンラーメンを加熱調理せずそのまま食べること自体に衛生上の毒性や危険性はありません。インスタントラーメンの麺は製造工程ですでに油で揚げて加熱処理(アルファ化)されているため、小麦粉が生のまま残っているわけではないからです。
それでも「体に悪い」と噂される背景には、栄養成分の偏りと消化器官へのダイレクトな負荷という2つの明確な理由が存在します。
通常のチキンラーメン(1食85g)に含まれる主な栄養成分は以下の通りです。
最大の懸念点は食塩相当量5.6gという数値です。厚生労働省が定める1日の食塩摂取目標量(成人男性7.5g未満、成人女性6.5g未満)に照らし合わせると、おやつやおつまみ感覚で1袋かじるだけで、1日の上限の大半に達してしまいます。
通常のお湯を注ぐ食べ方であれば、スープを残すことで摂取塩分を調整できます。しかし、麺自体にチキンスープがしっかりと練り込まれているチキンラーメンを丸ごと乾麺のまま食べきると、スープを最後の一滴まで飲み干したのと全く同じ塩分量を一度に体へ流し込むことになります。