スギ花粉が山林から数十〜数百キロメートルも風に乗って広範囲へ飛散するのに対し、イネ科花粉の重量は比較的重く、飛散距離は発生源から数十メートルからせいぜい数百メートル程度という決定的な特徴を持っています。つまり、「どこを歩いているか」「身近にどのような環境があるか」によって被曝量が劇的に変化します。
イネ科植物の生息場所として最も警戒すべきエリアは、以下の通りです:
- 河川敷・土手:ジョギングや散歩コースとして人気だが、カモガヤやオオアワガエリの巨大な群生地となっているケースが極めて多い。
- 道端・線路脇・空き地:草刈りが定期的に行われていない未管理の土地。
- 公園・学校のグラウンド周辺:芝生の管理が行き届いていないエリアや、外周の植え込み。
SNSやネット掲示板上でも、「河川敷をロードバイクで走った翌朝、目が開かないほど腫れた」「子どものサッカーの応援で草地のグラウンドに半日いたら、喘息の発作が出た」といったリアルな体験談が毎年初夏に無数に投稿されています。スギ花粉のように「街全体に満遍なく漂っている」のではなく、「生息地に近づくことで爆発的な花粉量を浴びてしまう」のがイネ科アレルギーの構造的リスクです。