この特別なゲレンデへアクセスする行程そのものが、ひとつのドラマチックな体験と言える。拠点となる魚沼市街からゲレンデへと続く「奥只見シルバーライン」は、全長約22キロメートルのうち18キロメートル以上が暗いトンネルで構成された極めて特異な山岳道路だ。
かつて奥只見ダム建設のために切り拓かれたこの武骨な岩肌のトンネルを幾重にも抜け出た瞬間、視界は突如として眩い銀世界へと切り替わる。薄暗い洞窟から白銀のパラダイスへ躍り出るような感覚は、訪れるすべての者の高揚感を一気に高めてくれる。
道路は除雪が行き届いているものの、山間部の気象変化は激しい。特に朝夕の路面凍結には注意が必要であり、冬用タイヤやチェーンの装着など万全のドライブ準備が求められる。