大野智の恋愛遍歴において最大の転換点となったのが、2015年9月に報じられた夏目鈴とのフライデー報道です。都内の岩盤浴施設から時間差で出てくる姿や、高級焼肉店での食事、さらには大野の自宅マンションでの同棲疑惑が鮮明な写真とともに報じられました。
ファンに決定的な衝撃を与えたのは、大野が手がけた個展で販売されていたグッズや作品のモチーフに、交際相手の愛犬(パグ)や彼女の存在を匂わせる要素が含まれていた点でした。当時、SNSやファンコミュニティでは猛烈な検証作業が行われ、失望と怒りの声が瞬く間に拡散しました。
この事態に対し、ジャニーズ事務所(当時)および大野本人が取った行動は異例中の異例でした。報道直後に行われた宮城スタジアムでの復興支援コンサート初日(2015年9月19日)、開演前に報道陣の囲み取材に応じた大野は、自らの口で次のように語ったのです。
「友人の一人。お付き合いという事実は一切ありません。写真を見て誤解を生んでしまったことを反省しています。もう一切連絡も取りませんし、会うこともありません」
取材陣の前で深々と頭を下げ、表情を曇らせながら語ったこの「事実上の絶縁宣言」は、芸能界の厳しさを象徴する一幕となりました。アイドルとしての責任を全うするため、私情を完全に切り捨てることを公に強いられたこの出来事は、後の「嵐の活動休止」を決断する大きな心理的トリガーになったと長年指摘されています。