大竹しのぶの私生活がこれほどドラマチックに映るのは、彼女が演じてきた伝説的な役柄の数々が人々の記憶に深く刻まれているからでもある。1986年の名作ドラマ『男女7人夏物語』での瑞々しい演技とさんまとの運命的な出会いは、当時の日本中を熱狂させた。
一方で、映画『後妻業の女』で見せた、男たちを翻弄する妖艶かつバイタリティあふれる姿は観客を唸らせた。清純派から狂気、そしてユーモアまでを自在に行き来する変幻自在の表現力。彼女が演じるキャラクターの多面性が、実生活のミステリアスな魅力と重なり合い、観る者を惹きつけてやまない。